明治維新の遺物「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が世界遺産登録勧告を受けました!

政府が世界文化遺産へ推薦している「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」について、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)による勧告がユネスコ世界遺産センターより政府に通知されました。
6月28日から7月8日に開催される世界遺産委員会で登録審査が行われ、山口県では萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡・萩城下町・松下村塾の5箇所が認定される予定です。


<その他認定予定>
山口県……萩市
福岡県……北九州市、大牟田市、中間市
佐賀県……佐賀市
長崎県……長崎市
熊本県……荒尾市、宇城市
鹿児島県…鹿児島市
岩手県……釜石市
静岡県……伊豆の国市


資産の概要
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」は、幕末から明治期の日本における重工業分野(造船,製鉄・製鋼,石炭産業)の急速な産業化の道程を、時間軸に沿って証言する一連の産業遺産(現役産業施設を含む )により構成されている。これらの資産は、九州・山口と関連地域(8県11市)に立地し、地理的に分散しているが、群として全体で 「西洋の科学技術の伝播の波が伝統的な日、本の文化と融合し、日本が極めて短い間に産業化を遂げたことは,技術の歴史等において、極めて類希なことである」等の顕著な普遍的価値を有し、一つの範囲を構成する。